こんしゅーむ・びじょん!!
・この記事はAnotherVision Countdown Calendar2017の一環の記事となっております。
はじめまして、AnotherVision5期の「ときを」と言います。
ハンドルネームの由来は「人生という時を楽しく」という寸鉄のようなものの並び替えだったり、TOKIOが好きだったり、東野圭吾さんが好きだったり、糸井重里さんとMOTHERシリーズにハマってたり…アナビに入る前、中学時代に作った名前(…偽名?)なので結構気に入ってます。
名前の最後、なぜ「お」でなく「を」かというと…命名した時の気分です。某スクールアイドルの某曲にこのフレーズが出てくるとかそういうのは後付けです。
12月も中旬に突入し、今日は12月12日。僕がなぜこの日を選んだかというと、ゾロ目だからです。
え?ゾロ目に見えない?C月C日だからゾロ目です。ところであなたはCCと言えば何を思い出しますか?
人によってレモンだったりカードを集めたり愛されたい不死者だったり色々あると思いますが…
閑話休題。自由に筆を進めすぎると話があちこちに飛んでいってしまう。
一応下から本題になります。
僕自身「生産」という行為がとても苦手で、ある意味現代らしい消費を体現するような生活をしてきました。今回はそんな「消費」について話してみようかと思います。
謎解きというのは、非常に消費性の高いものなのではないでしょうか。
一度経験してしまったトリックやギミックは、もう二度と味わうことはできないでしょう。二度目に「謎が解けた」ことによる感動はありません。解き直しは不可能です。記憶でも失わない限り。
他にこれほど消費性の高いものは無いように感じます。例えば高級レストランの豪華なディナーなら、飽きが来るまで繰り返し味わうことができます。小説や漫画等「物語」も一見消費性は高いですが、山場のワンシーンを切り抜けば何度も見返したくなるものでしょう。
個人的にはその山場のワンシーンには(以下全てアニメ)
未来日記21話・26話
文豪ストレイドッグス10話・24話
東京喰種12話
ラブライブ!サンシャイン!!2期6話
他にもギアスのアレとかクラナドのアレとか本当にそのワンシーンだけを切り抜いてしか見たことのないものもありますがそれはいずれしっかり見てからしっかりおすすめしたいです。ちなみにワンシーンだけしか見ていないのに泣きました。多分何度でも号泣できます。本当に凄い作品ってネタバレを喰らった上でも感動できるものですね…マジックの掟のような話です。あ、でもネタバレを喰らわせていいのは自分自身に対してだけですよ。
閑話休題。その2。
「消費」、ここまで語釈なく使ってきましたが、この文脈では「不可逆の使用」だと捉えています。要するに0を掛けることです。全てを無に帰し、再度使用することは叶いません。
なぜここまで謎解きは不可逆で消費性が高いのでしょうか?
うまく説明できませんが、これは謎解きというコンテンツの構成が「知識」に深く依存しているからではないか、などと考えてみました。
一つ一つの謎はそれを解く鍵という知識(もっといい言葉がありそうですね)があれば開錠でき、ただの知識は、種々の情報が絡まった記憶よりも遥かに容易にインプットされます。
ところで、消費性の高さはこれまで受け手の話でしたが、それは作り手にとっても同じことです。
作り手は「生産」という0から1を作りだす消費と対極にある行為を行なっているように見えます。しかし、それは二度と使い回すことのできないアイディアを生産しては消費し続けていく行為で、結局生産の中にも消費が含まれているのではないでしょうか。
…その作業を何度でも繰り返せる作問者には頭が下がります。むげんにかてません。
AnotherVisionという名前の由来は、「謎は新しい視点を持って初めて解ける」というものです。
だから、AnotherVisionが謎解き制作団体であるためには、常に新しい視点を生産し、消費し続けねばなりません。生産し消費し「続ける」ことはきっと、言葉に表せないほどの重荷ですし、しかも時を経るにつれ重くなっていきます。
AnotherVisionが謎解き制作団体であるために、AnotherがTheOtherにならないように、消費者たる僕にこれからどんな貢献ができるのだろう─
不安?いえ、不安もありますが、好奇心の方が強い…ような気がする。
不安と好奇心のブレンドに武者震いしながら、この記事は閉じさせていただきます。
ご精読ありがとうございました!!
AV「CC」はまだまだ続きます、明日もお楽しみに!!